日々修行

2007年12月

昨夜放送の「昭和の真相~1989年つづく。で終わる物語」を見ての感想。



 日本が戦争から高度成長期を向かえ平成へと変わっていく時代の中で、人々の心の変化が見えてくる番組だった。



 戦後、貧しさから「とにかく生きる」事で必死だった時代に育った子供たちが、大きくなるにつれ、みんなが幸せになる国(社会)を作りたいと思うようになった。そんな中から松下電器の創設者 松下幸之助のような人が日本社会を育てた。松下は「水道哲学」という考えを持ち、湯水のごとく生産すればコストを下げられたくさんの人が安く良い製品を手にできる、そこに幸せを感じてもらいたいと考えた。その後、いまのショッピングセンターの原点となるダイエーの創業者 中内 功が現れる。彼も角度は違うが、同じように商品を安く売れば庶民が潤うと考えた。両者は対立こそしたが、登る山は同じに感じた。どちらも「みんなが幸せに」という想いからだ。そう、このころ金儲けよりもむしろ、誰かのため、他がために一生懸命だった。あの貧しい暮らしから抜け出したいとみんなが思っていた。みんなが一生懸命だった。

 その後、高度成長期を向かえバブルへ。一般庶民の三種の神器と呼ばれたテレビ、冷蔵庫、洗濯機が当たり前な時代に生まれた貧しさとは無縁な子供たちが大きくなり、会社に入ったころから誰も気が付かないまま日本が少しずつ方向転換を始めていた。他がために働いてきた人はもういない。誰かのために働かなくても良い時代になった。物にも金にも困らない時代。そう、みんなが望んだ時代に・・・。



 平成に入り、人々の心から少しずつモラルが消えて行った。昭和初期から夢にまで描いた時代を向かえ、なおも人々の欲は納まらなかった。きっと戦後の人たちは満足していただろうけど、その子供、そしてその子供とその時代時代を「あたりまえ」として生まれ育った人がさらに次の欲を呼んだんだろう。あれが欲しいこれが欲しい。金が欲しい。最後に行き着いたのは「結局、金でしょ」。他がために働くいた事の無い者たちは何のために働いたのか?金のためだ。そしてその金は自分のため。



 ところが神のいたずらかそんな日本から「金」を奪った。日本経済は砂の城だった。引き潮でいまだ波を受けたこと無い城。昭和から平成に変わり、気が付けば潮は満ちていた。波を受けた砂の城は土台から崩れ、一気に崩壊する。働くことに意欲の無い者達の集まりじゃどうにもならない。戦後、あれだけ生きたいと思っていたのに、バブル崩壊後、自ら「死」を選ぶ者が多くいた。会社の経営でいきずまった大人だけじゃなく、いじめや人とうまく付き合えない、生きる意味がわからないという子供達。そして他人の命まで簡単に奪うようになる。命の尊さを教えなかっただけじゃなく、そう感じることができない時代になっていた。人を打つ、車で引くようなゲームが普通に売られたり。インターネットで殺害の瞬間が流れたり。

それはなぜか?個人主義の「自分がよければ良い」という考えが蔓延しているからだ。モラルやマナーを捨てたんだ。ただひたすらに商品が売れれば良いとしか考えてないとか、騒音おばさん、気に入らない隣人を猟銃で撃ち殺す爺さん、面識も無い好きになった女を殺す男。

 堀えもんが良い例で、彼はただひたすらに自分のために会社を大きくした。モラルやマナーを全て無視し、強引に突き進み、最終的に部下を裏切り、裏切られた。

まさに平成の象徴だ、若者からの支持は最後まで高かった。彼はTBSを買収しようとしたとき、ルールは守っていたがモラルやマナーが無かった。最近こういう人が多い。

電車内で、大また開いて座ってる若い衆、ヘッドホンでガンガン音楽を聴いてる人、化粧する人、などなど。ルールにはやっちゃいけないとは無いが、モラルやマナーを考えて欲しい。



人々は豊かさとともにモラルやマナーを失ったと感じる。モラルやマナーが無くなったことでルールすら崩壊しかけているところがある。そういうところが自分自身にも感じる部分がある。今感じる部分だけでもモラルやマナーは捨てないように努力しよう。

高知県でおきた「白バイがバスに突っ込む事件」または「バスが飛び出し、白バイに突っ込む事件」は前から気になっていたけど、詳細がわかっていなかった。

ザ・スクープの動画サイトでこの事件について検証している動画があったので、是非見てもらいたい。



事件の大まかな内容はこんな感じです。

警察側は法廷速度内で走っていた白バイが駐車場から出てきたバスを避けきれずに衝突した。よってバス運転手に過失があると主張。証拠として、バスが急ブレーキを踏んだためにできたであろうブレーキ痕の写真を提出。

これが決め手になって執行猶予無しの禁固1年4ヶ月の有罪。

が、バスには高校生22人と教師3人、そのバスの後ろに校長の乗った車、それと第三者の乗った車があり、その目撃談はまったく別のもの。

バスが駐車場から右折しようと道路上で止まっていた。そこに26歳の若い警察官が乗った白バイが100km/h以上で走っていたためバスを避けきれずに衝突した。

この多数の証言を全く聞かず、裁判官が証言を聞き入れたのはなんと対向車線を走っていた白バイ隊員の証言。という内容。

ザ・スクープではこの不可解な事件について検証した内容を見ることができます。



この白バイ隊員は実際にそこにいたという事実すら危ういし、何しろ身内の証言だ。それを聞き入れ、第三者の証言を聞き入れないなんて、この裁判官は頭がおかしいか、高知県警との繋がりがあるとしか思えない。バスの運転手が控訴したにもかかわらず、それすら却下。



こういう制度や社会を変えるには何が必要なのか考えさせられる内容だ。

もし、あの事件が陪審員制度で審議することができていれば、バスの運転手は間違いなく無罪だったろうな。

ん~どうやら来年は道央圏でやると正式に発表したみたいだ。

が、詳しい開催地名やコースなど詳細は全く不明。



んで、ネットでGoogleマップとかMapionにMapfanなどなど調べた結果、この辺なんかどうだろうという場所を探しました。

そしたら札幌周辺は以外に人口が多く、観光客も多いから交通渋滞は免れないし、コースとして使用できそうな道自体全然無い。おそらく道央圏のラリーはターマックになるんじゃないかと予想します。

まずニセコを考えました。山が多くてコース設定がしやすそうかと思いきや、ニセコは札幌からの観光地として非常に良く、観光客が非常に多い。札幌~ニセコ間は良く渋滞します。ラリーじゃなくてニセコの自然を楽しみに来た客とバッティングで超渋滞。普段なら1時間30分くらいが倍以上になることも多々あり。高速道路は無し。ということでニセコ却下。

交通の便を考えると、やはり高速道路は欠かせないだろう。

千歳のほうで開催されるような噂があるので、周辺を調べてみました。

千歳は田畑や牧場が広がる平野で、道路も直線が多く、ラリーに向いているとは言えない。が、じつは支笏湖方面は意外と一般の人は使わない道があったりする。

支笏湖には温泉施設も多少あり、観光地特有のお土産屋さんもあったりする。駐車場はそう広くは無いが、バスによる千歳~支笏湖間の送迎なら問題ないだろう。

札幌~千歳間の道は非常に良く渋滞するが、千歳を拠点とすると交通事情はグッとよくなる。

千歳の高速道路は道東、道央、道北と全ての高速道路につながっているためだ。

千歳に駐車場を設け、そこから支笏湖方面へのバスをポンピングで輸送する。

支笏湖と恵庭湖周辺の道路の良いところは、行き止まりが少なく、どの道も入ったら抜けられるようになっていること。Mapionのキョリ測で距離を測ってみると、だいたい15km前後の道がそれぞれにつながっている。そして周回する事も可能で、コースの距離設定も楽に行えると思う。

ただ、ここで行うラリーも1レグ程度が限界だろう。そうとなると今までのラリージャパンでも陸別、新得など複数で開催されていたように、やはりまだほかの場所も探すしかない。おそらくラリージャパン2008は複数の場所で争われる形になるのは必至。

ん~、また地図と睨めっこしますかぁ。ほかはどこが良いかな~。

思い切って小樽とか?チャンプカーの話がいまだ決まらず、完全凍結状態だから以外に世界レベルのレースは歓迎されるかもね・・・。


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